新丸の内ビル

新丸の内ビルの外観
新丸の内ビルの外観

新丸の内ビルは、千代田区丸の内一丁目にそびえ立つ超高層タワービルディングで、通称「新丸ビル」と呼ばれています。新丸の内ビルは、もともと1952年に建設された新丸の内ビルヂングを建て替えたビルで、丸の内ビルディング、通称丸ビルとは行幸通りを挟んで向かい合わせに位置しています。コンセプトデザインをイギリスのホプキンス・アーキテクツが担当したことでも知られ、黒を基調としたガラス張りのスタイリッシュな外観は、丸の内を行き交う人々の目を惹きつけると共に、周囲の建物や環境とも見事に融合しています。地上38階、地下4階建ての超高層ビルで、地上高は197.6m。敷地面積・建築面積・延床面積は、それぞれ100,21,31㎡・7,613,99㎡・95,489,67㎡です。エントランスを抜けると、近代的かつ開放的なエントランスホールの空間が。モノトーンの中に設置された赤いベンチが印象的です。オフィスゾーンへは専用のゲートを通らないと入れないようになっており、セキュリティ対策も万全の体制が敷かれています。エレベーターは32基を搭載。広大な駐車場の駐車可能台数は370台です。9階から37階までがオフィスフロアで、シティバンク銀行、シティ証券グループをはじめとした一流金融系企業をはじめ、旭硝子、東洋エンジニアリング、日本信号などの大手企業がオフィスを構えています。テナント専用のラウンジが設けられているのも魅力的で、仕事の合間の憩いのスペースとして利用されています。さらに、テナント企業のみが利用できるフィットネス施設やカフェも完備されており、快適なオフィスライフを徹底サポート。ビル内の会議室は、大・小様々なタイプがあり、利用人数によって使い分けられるようになっています。ロッカールームも完備されているので、荷物をオフィス内に持ち込む必要がないのも便利でしょう。地下1階から7階までは商業施設で、地下1階から4階までがショッピングフロア、5階から7階までがレストランフロアとして利用されています。物販店113店舗、飲食店40店舗とかなり充実しているので、お昼休みのランチはビルの外に出ずに済ませることができるほか、アフターファイブの食事や買い物も手軽に楽しめるでしょう。10階には、「EGG JAPAN」と呼ばれるベンチャー企業のビジネスの発展を支援する拠点があり、ビジネス開発オフィスとビジネスクラブ「東京21ⅽクラブ」から構成されています。日本でも有数のビジネス街、丸の内エリアのランドマークとして佇む新丸の内ビル。歴史深い環境の中、新たなビジネスの発信場所という役目も担いつつ、今後さらに発展を遂げていくことは間違いないでしょう。